12chアッテネータ2検討(製作編1)

製作編1

ボリューム取り付け板の加工を行い、4連ボリュームを取り付けます。

加工準備

初めにアルミ板を調達します。アマゾンでアルミ板を検索したところ、今回の用途として手頃なサイズ100x300mmのものを見つけました。各種厚みのラインナップがありましたが、t=1.5mmを選択しました。

価格は424円です。送料がかからなければこの価格はありだとおもいます。次に金鋸用の替え刃を買いました。金鋸はかなり前に購入したものなので、型式もわからず似たものをダメ元で注文したところ問題ありませんでした。

価格は326円です。前回の記事の作業で使用したタップやドリル用ビットなど注文して、合計額が2,000円を越えたので送料無料となりました。これで加工準備完了です。

ボリューム取り付け板加工

改めてボリューム取り付け板の加工図を掲載します。

どちらも外形は60x120mmです。初めにこのサイズの板2枚を切り出します。2辺がオリジナルのカット辺となるように加工線を引きました。

作業テーブルを外に持ち出し、加工線を引いたアルミ板を作業テーブルにクランプで固定します。

クランプの場所は、ボリューム取り付け板にキズをつけないように、端材となる部分に取り付けました。後はひたすら金鋸で切っていくだけです。まずは1ラインカット完了です。

続いて端材となる部分をカットして、ボリューム取り付け板1枚が完成です。

続いてもう1枚も同様の手順でカットしました。

金鋸のサイズが小さく、どのラインのカットも1度に切断できず、板を固定し直して逆側からカットしています。これで屋外の作業は完了です。

カット面があれているので、ヤスリで削ってきれいにしました。

次に加工図を印刷します。取り付け板は小さいので、A4用紙に印刷できるので助かります。

2枚印刷しましたが、使うものは4連ボリューム取り付け用の加工図のみです。外形に沿って切り取り、カットしたアルミ板に貼り付けました。

次にポンチで穴の中心に印をつけます。この状態でもう1枚のアルミ板を外形を合わせて2枚貼り付けます。この対応は、それぞれの板に取り付けるボリュームの位置精度をあげる為に、穴あけ加工を1度に行う為です。初めにL字金具固定用の穴2カ所を空けて、2枚の板が加工時にずれないようにネジで固定しました。

続けて位置精度が必要な、ボリューム取り付け用の穴3カ所と残りのL字金具固定用の穴2カ所をあけました。

ボリューム取り付け用の穴は、ステップドリルを使ってφ6の穴をあけています。2枚の板をばらして、後はボリュームが取り付けられるようにひたすらリーマーで穴径をφ9まで拡大しました。

ボリューム回り止め用の穴は、2枚の取り付け板で位置が異なるため、ばらしてから穴をあけます。残りの穴も同様に3つのボリュームが取り付けられるように加工しました。

3つの4連ボリュームを取り付けてみました。

なんかかっこいいです。次回はもう1枚のボリューム取り付け板を加工し、ボリュームassyを組立ます。

 

つづく(製作編2)