2019-01-01から1年間の記事一覧
製作編6 電源の一次配線が完了したので真空管のヒーター配線から再開します。 ヒーター配線 改めて電源回路を掲載します。 トランスのヒーター巻き線は2つあり、一方は6N6P用で他方は12AX7と-5V電源用です。巻き線の位置は写真のとおりです。 写真上側が電…
製作編5 シャーシへの大物部品の取り付けが終わったので、その他の部品を取り付けて配線を開始します。 出力トランスの確認 組立に入る前に、出力トランスの確認を行いました。バランス出力する為に、8Ω出力用のタップをセンタータップとして利用し、16Ω出…
製作編4 シャーシの穴開け加工が終わったので部品を取り付けます。 真空管ソケット取り付け はじめに真空管ソケットを取り付けます。ソケットは以前の製作時にアマゾンで購入したものの残りです。8個セットだったもので、2台のアンプ製作で4個を使用し、…
製作編3 シャーシ加工で最後に残ったシャーシ上面の加工を行います。 加工準備 シャーシ上面に取り付ける大物部品は以下のとおりです。 ・電源トランス ・出力トランス2個 ・真空管ソケット4個 ・基板3枚 ・チップジャック4個 上記以外の部品は、後で現…
製作編2 フロントパネル加工の次は、リアパネルの加工を行います。 リアパネル加工準備 リアパネルに取り付ける部品は以下のとおりです。 ・ハンドル2個 ・XLRパネルコネクタ2個 ・ACインレット ・ヒューズホルダ リアパネル加工図を再掲載します。 フロ…
製作編1 シャーシ加工図の作成が完了したので、フロントパネルから加工を開始します。 フロントパネル加工準備 ケースからボンネットとボトムカバーを取り外して、加工対象のシャーシ単品にします。 過去に使用したケースよりも10mm薄いだけなのに、すごく…
設計編4 シャーシの加工図を作成します。 MK-350 注文したリードMK-350が届きました。専用の箱に入っています。 開けてみるとビニールに入れられたのみで一切の緩衝材はありませんでした。ごみの発生がなくて、梱包の理想ですね。以前に使用したMK-380より…
設計編3 電源設計が完了し、ロードラインが引けたのでアンプの回路を確定させます。続いてシャーシの選定してシャーシ設計を開始します。 アンプ回路設計 下記はEL34ppアンプの回路図です。 この回路を踏襲して設計します。具体的な変更点は以下となります…
設計編2 前回選定した真空管でロードラインを引いてみます。 終段のロードライン 前回の記事の出力トランスの選定で検討したパラメータを前提としてロードラインを引いてみます。仮にIp=15mAとすると、出力トランスの一次側の交流の最大電流は+/-15mA(Ipma…
設計編1 キーパーツの選定から設計を開始します。 真空管の選択 今回の製作の一番のキーパーツ、真空管を決めます。構想編でリストアップした項目のうち、真空管の選定に関連する項目を再掲載します。 ・終段はプッシュプル構成とする ・終段を含めて3極管…
構想編 バランス方式の真空管ヘッドフォンアンプの製作を構想します。 現状のヘッドフォン再生環境 バランス押しの私としては、ヘッドフォン再生環境もバランス化すべきと考えて2017年に環境構築しました。「A級バランスHPアンプ製作」(2017-07-11~)で紹…
まとめ編 1000Mのバランスマルチアンプ駆動システムの構築が完了したので音を聴いてみます。 レベル調整 前回、測定結果上でフラットとなったボリューム位置にシールを貼ってマーキングしました。このポイントを目安に聴感で微調整したいとおもいます。シー…
構築編3 すべてのユニットの製作と改造が完了したので1000Mバランスマルチアンプ駆動システムを組みあげて音だし確認を行います。 システムアップ アンプ4台を6本のスピーカーケーブルを使ってスピーカーと接続します。 他の配線も再度確認します。アッテ…
構築編2 1000Mをフルマルチアンプ駆動できるように追加改造します。 1000Mの追加改造 現状の1000Mはセミマルチアンプ駆動用に改造された状態です。具体的には、ウーファーは、アンプとダイレクトに接続されていますが、スコーカーとツイーターはアッテネー…
構築編1 システムを1000Mマルチアンプ駆動できるように組み替えます。 システムの組み替え 現状のシステムは1000Mのセミマルチアンプ駆動状態となっています。これをフルマルチアンプ化します。作業は、アンプの追加&入れ替えと、スピーカーの追加改造です…
構想編 学生時代からやってみたいと考えていた1000Mのバランスマルチアンプ駆動システムの構築を改めて構想します。 1000Mのバランスマルチアンプ駆動 1000Mは説明するまでもなく、YAMAHAの密閉型3wayスピーカーです。学生時代に塾の講師のバイトをして買っ…
製作編24 フィルター基板の信号配線を行いチャンネルデバイダーを完成させます。 フィルター基板入出力配線 前回行ったXLRコネクタ配線の基板側の接続を行います。作業済みの配線がじゃまにならないように、短い電線から行います。最初はL-chのLow出力配線で…
製作編23 組立の大詰めとなりましたが、あせらず組立を続行します。 電源SW保護 狭い範囲に電源1次側端子とLED用電源端子があり、見た目上危険な感じがしたので、熱収縮チューブを電源一次端子に被せてみました。 正直、熱収縮チューブの絶縁性はあまり期待…
製作編22 組立の大詰めです。スタッドの取り付けから再開します。 ボトムシャーシ組立 前回、ケースの穴開け加工が完了しました。穴開け加工したボトムパネルに基板固定用のスタッドを取り付けます。基板1枚づつ取り付け確認を行います。初めはフロント側の…
製作編21 前回点灯確認を行った電源ランプ用制限抵抗の変更を行い、引き続きケースの加工を行います。 電流制限抵抗変更 前回の確認で、電流制限抵抗1.5KΩを設定しました。現状はLED単体を前提として電流制限抵抗2.7KΩが搭載されているので変更します。 配線…
製作編20 ケースの加工と組立を続けます。 加工図の作成 ボトムパネルの加工図作成の為に基板配置を決めます。アクティブフィルター基板位置さえ決めれば、ケースサイズに余裕があるので電源基板とトランスは現物合わせで問題ありません。まずはざっくりと基…
製作編19 基板の製作が完了したので、ケースの加工と組立をスタートします。 ケースおさらい 従来の製作で使ってきたタカチのUSシリーズが昨年の9月で廃番となった為、新たなシリーズのケースを選定しました。アルミサッシケースOSシリーズです。フレーム部…
製作編18 電源基板で最後に残った電源ランプ回路の実装から再開します。 電源ランプ回路実装 下記が回路図ですが電源ランプの電流で、ch1とch2のバランスを崩さないように、全波整流の+/-出力から電力供給しています。 電流制限抵抗と2極の端子台は以前製作…
製作編17 安定化電源ch2+12V回路実装から再開します。 ch2+12V安定化電源実装 ch2の実装は、ch1の実装と-12V回路の配線が一部異なりますが、基本同じなので飛ばしていきます。初めはドライバを放熱器に取り付けます。 次は電源ラインを配線します。全波整流…
製作編16 組み上げたマイナス電源の通電確認でまったく出力がでないトラブルが発生したので原因の特定から再開します。 動作不良 前回の記事は、-12V電源の通電確認で出力がでない(0V)状況で終わりました。原因を特定する為に、各部電圧を当たったところ、…
製作編15 安定化電源動作確認中に、誤差アンプ位相補償コンデンサ実装忘れに気づいたので実装し、動作確認をやり直します。 位相補償コンデンサ 誤差アンプの入出力間に470pFを取り付けます。これは回路検討時に矩形波応答の確認を行い、応答波形レベルがあ…
製作編14 実装完了した安定化電源+12Vの通電確認と動作確認を行います。 通電確認 電力を扱う回路の通電確認はいつも緊張します。もう一度実装の目視確認を行います。特に問題なかったので、出力電圧調整用のボリュームをプリセットしました。基準電圧が9.1V…
製作編13 三端子レギュレータを使った電源の性能がいまいちだったので、安定化電源を作り直します。 安定化電源 2018-04-13「安定化電源の性能改善」で紹介した電源を再製作します。回路図は以下のとおりです。 誤差アンプには単電源オペアンプNJM2742を使用…
製作編12 プラス電源の動作確認が終わったので、マイナス電源の動作確認を行います。 マイナス電源発振 プラス電源と同様に動作確認を行う為に出力にオシロを接続して電源オンしたところ、発振していました。 周波数は40KHz弱で、レベルは64mVppです。三端子…
製作編11 電源基板の通電確認が終わったので、動作確認を行います。 電源基板の動作確認 確認方法は、以前の記事で行った電源の等価出力インピーダンス測定を行います。ジグを使用して負荷電流を正弦波状に振って、その時の出力電圧の変動をモニタします。性…