2022-01-01から1年間の記事一覧

12chアッテネータ2検討(製作編22)

製作編22 初めにマイコン回路図を修正します。その後、レベル変換回路を実装してOLEDパネルを点灯してみます。 マイコン回路図 前回の記事の公開直前に、マイコン回路図に漏れがある事に気づきました。操作キーが抜けています。記事を修正している時間がなか…

12chアッテネータ2検討(設計編3)

設計編3 12chATTユニットのシステム設計を行い、表示パネルの選定を行います。 12chATTユニット2システム設計 いままで、12chボリュームAssy製作と動作確認、バッファ基板設計製作および動作確認を行いました。このタイミングで12chATTユニット全体のシス…

12chアッテネータ2検討(製作編21)

製作編21 実装が完了した2枚目のバッファ基板の通電および動作確認を行います。 Mute回路動作確認 初めにミュート回路の動作確認を行います。改めてミュート回路図を掲載します。 1枚目の基板と同様に、ユニバーサル電源とバッファ基板を接続し、プッシュ…

12chアッテネータ2検討(製作編20)

製作編20 バッファ回路基板の消費電流を確認し、もう1枚バッファ回路基板の実装を行います。 バッファ回路基板消費電流 前回の記事で行ったバッファ回路基板の動作確認は、ユニバーサル電源の仕様上、+12V電源をバッファ回路とリレー制御回路共通に供給しま…

12chアッテネータ2検討(製作編19)

製作編19 出力バッファ基板にオペアンプを装着し、動作確認を行います。 出力バッファ基板 改めて回路図を掲載します。 現状の基板の実装状態は以下のとおりです。 回路図では明記できていませんが、出力バッファ系の電源とミュートリーレー制御系の電源は、…

12chアッテネータ2検討(製作編18)

製作編18 オペアンプの電源配線を行い、ミュートリレーの動作確認を行います。 オペアンプ電源配線 前回Low-ch用のリレー配線を行う際に、オペアンプ側の配線を完了していたと勘違いしていました。リレー動作確認の前にオペアンプの電源配線を行います。配線…

12chアッテネータ2検討(製作編17)

製作編17 前回の記事で設計したミュート機能付きバッファーアンプ基板を製作します。 大物部品配置検討 最初に大物部品の配置を決めます。バランス3Wayの片チャンネル分なので、オペアンプソケットとリレーが各3個、それぞれの入出力用に3極の端子台が6個…

12chアッテネータ2検討(設計編2)

設計編2 予定を変更して設計編2となります。ミュート機能付き出力バッファの回路設計を行います。 出力バッファ回路設計 ここのところ、ずっとソフト製作を行っていたので、気分を変えて回路設計を行います。出力バッファ回路は、後段の仕様が限定されてい…

12chアッテネータ2検討(製作編16)

製作編16 3つのボリュームの単体動作確認が終わったので、3つのボリュームの同時制御を行います。 同時制御について ボリューム単体制御ができた時点で、シーケンシャルにボリュームを制御する事を考えてみました。その場合の欠点は以下のとおりです。 ・…

12chアッテネータ2検討(製作編15)

製作編15 Low-chボリュームの動作確認が終わったので同様にMid-chとHigh-chボリュームの動作確認を行います。 Mid-ch動作確認準備 モーターとドライバー基板およびドライバー基板とArduino UNO間の配線を行います。モーターとドライバー基板間の配線は平行ケ…

12chアッテネータ2検討(製作編14)

製作編14 PWM駆動仕様とポジションテーブルを見直します。 demo15 PWM駆動duty66%とした事でボリュームの移動速度が下がっていると考えられます。以前に単純な制御時の全域駆動波形をとりましたが、その際の移動時間は約8.8秒でした。 同様の確認をdemo14の…

12chアッテネータ2検討(製作編13)

製作編13 引き続きボリュームのポジション移動の精度改善検討を行います。 demo13 demo12で停止判定条件の見直しをしましたが、結果をみると逆効果だったように思えたので、元に戻してみます。demo13の判定条件を図にしてみました。 図の左側がUp時の判定条…

12chアッテネータ2検討(製作編12)

製作編12 配列に設定したアッテネーションパラメータを使ってアッテネーション動作を実装します。実装後に動作精度を確認します。 demo10改造 前回の記事で各アッテネーションパラメータを配列に格納しましたが、そのパラメータを使ったアッテネーション動作…

12chアッテネータ2検討(製作編11)

製作編11 キーによる微少駆動処理が完成したので、キー操作で各アッテネーター値の目標抵抗値となるポジションを見つけます。 ATT仕様検討 現行のアッテネーターユニットは-35dB~-6dBを6~3dBステップで刻んでいます。今回は微妙な調整もできるように基本1d…

12chアッテネータ2検討(製作編10)

製作編10 キー処理を追加して、アッテネーター動作を確認します。 キー追加 アッテネータ動作の確認にはUp/Downの2個のキーが必要です。アッテネーターユニットとしては、さらにMuteキーが必要です。ここでは、Up/Downの2つのキーを設定してアッテネータ動…

12chアッテネータ2検討(製作編9)

製作編9 動作検討用のソフトを作成し、ATT動作を確認します。モーター駆動回路の見直しもします。 demo3 position値を0から1000mVステップでアップさせて、各ステップ抵抗値測定用に10secのwaitを設定しました。4連ボリュームの1つにマルチテスターを接続…

12chアッテネータ2検討(製作編8)

製作編8 引き続きソフトウェア開発を進めます。 demo2 demo2では、2つの目標位置を交互に設定し、検出した実位置情報から反転動作に入るタイミング決定します。反転動作に入るときの位置電圧値をシリアル出力します。 シリアルモニタ上のSTOP=に続く数値が…

12chアッテネータ2検討(製作編7)

製作編7 ボリュームの駆動回路が完成したので、デバッグ環境を構築してソフトウェアによる基本動作を確認します。 モーター駆動回路 前回の記事の駆動回路各部電圧確認結果に関して訂正をします。駆動時のオペアンプ出力4.5Vに関して、電源電圧を上げる検討…

12chアッテネータ2検討(製作編6)

製作編6 1チャンネル分のモーター駆動回路の動作確認ができたので、残り2回路分を実装して動作確認を行います。 残り回路目実装 1回路目の実装をまねます。初めにスイッチ用トランジスタ4個を実装します。 次にベース抵抗4本を取り付けます。1回路目…

12chアッテネータ2検討(製作編5)

製作編5 モーター駆動回路の実装を見直します。 実装見直し 前回の記事で、追加で製作した検討用基板では設計どおりの動作の確認ができた為、回路実装の見直しをします。改めて動作確認をした際に新たな現象を確認しました。モーターを接続せずにモーター駆…

12chアッテネータ2検討(製作編4)

製作編4 モーター駆動回路を製作して動作確認をします。 駆動回路製作1 ボリューム駆動用モーターは3つあるため、駆動回路も3系統実装します。大物部品の配置は3系統分を前提として検討します。対象部品はオペアンプ用ソケット3個、モーター出力用2極…

12chアッテネータ2検討(製作編3)

製作編3 新たに調達したボリュームを使ってボリュームAssyを製作します。続いてモータ駆動回路の設計を行います。 超低トルクボリューム 秋月電子に発注した超低トルクボリュームが届きました。 2個で300円。2セット購入しました。ボリュームの出力はコネ…

12chアッテネータ2検討(製作編2)

製作編2 ボリュームassyの製作を続けます。 ボリューム取り付け板2加工 ボリューム取り付け板2は、4連ボリュームを取り付けたボユーム取り付け板1と同時に途中まで加工を進めた状態となっています。初めにボリューム取り付け穴をφ6からφ7に広げます。少…

12chアッテネータ2検討(製作編1)

製作編1 ボリューム取り付け板の加工を行い、4連ボリュームを取り付けます。 加工準備 初めにアルミ板を調達します。アマゾンでアルミ板を検索したところ、今回の用途として手頃なサイズ100x300mmのものを見つけました。各種厚みのラインナップがありまし…

12chアッテネータ2検討(設計編1)

設計編1 検討用にブレッドボードを製作し、前回の記事で整理した課題を1つづつクリアしていきます。 ボリュームの連結 前回の記事で写真を掲載した4連ボリュームの仕様は以下のとおりです。 アルプスのHPには、そのものの仕様は掲載されていないため、カ…

12chアッテネータ2検討(構想編)

構想編 マルチアンプシステムで使用している12chアッテネータ仕様の改善検討を行います。 マルチアンプシステム 私が常用しているマルチアンプシステムは以下のブロック図のとおりです。 アナログ信号の電送系はすべてバランス電送しているため、システムの…

真空管アンプ負帰還(まとめ編)

まとめ編 改造が完了したアンプと同回路構成の帰還なしEL34ppアンプを比較試聴し、改造のまとめを行います。 比較試聴 最初に10cmフルレンジスピーカー(Fostex FE103En使用)を接続し、比較試聴を行いました。比較対照は、現行のマルチアンプシステムのスコ…

真空管アンプ負帰還(製作編4)

製作編4 改造したアンプの周波数特性を測定します。 周波数特性の測定1 いつものとおり、発振器の出力をアンバランスーバランス変換してアンプに入力します。パワーアンプの出力は8Ωのダミー抵抗を接続しました。 テーブルが狭いため、オシロスコープの下…

真空管アンプ負帰還(製作編3)

製作編3 バッファー基板への配線を行い通電確認と動作確認を行います。 電源配線 はじめに電源配線を行います。写真は全波整流出力確認時のものです。 プローブで見ずらいですが、電源用の3極の端子台のみ配線をしています。この状態で、電源オンして通電…

真空管アンプ負帰還(製作編2)

製作編2 バッファー基板の実装を行い、動作確認後にシャーシに取り付けます。 部品実装 最初に端子台、ICソケット、ブリッジダイオードを取り付けます。配置は前回の記事で検討したとおりです。 次に平滑用の電解コンデンサーを実装しました。 ここまでの実…